ここ最近、
PTA行事への出席や
手縫いが必要な用具の製作を
代行してくれるサービスが
人気のようです。
働くお母さんが
自分の時間を確保するために
活用しているらしいですね。
共働きの世帯は
年々増加しており、
1997年に
専業主婦の世帯を
上回ったそうです。
仕事と子育ての両立は
カンタンじゃないでしょうから、
合理的に考えて
外部に委託したくなるのも
よくわかります。
PTA行事の参加は、
代行するとさすがに
バレると思うんですが(笑)。
ただ、
「合理化」って
「関係の希薄化」に
つながる側面もあるんですよ。
母さんが夜なべをして
手袋を編んでくれた方が、
既製品をもらうよりも
嬉しいですよね?
ビジネスで言うと、
例えば、出社をしなくてよい、
会議は全てチャットで行う
自宅作業可の会社があるとします。
通勤の時間はかからないし
資料はメールでやり取りできるし
非常に合理的ですよね。
それに対して、
外注すれば
すぐにできるような資料を
徹夜でスタッフに作らせ、
全て紙ベースで準備をし
ダラダラ長い会議を行い、
やたらと飲み会をやりたがる(笑)
会社も世の中にはたくさんある訳ですよ。
この話だけを聞くと
「前者」の方が良いと答える方が
圧倒的に多いと思いますが、
人間関係が深くなりやすいのは
なんだかんだで
「後者」なんですよね。
人間関係って、
『短期間に複数回、
もしくは長時間会う』
『共通の目標を一緒に乗り越える』
こういった条件を
満たすと深まりやすいんですよ。
ですから、
と、理不尽な命令をされて
ブツクサ文句を言いながらも、
同僚と一緒に
徹夜して作業を続けた。
で、翌日の会議の後に
上司の悪口で盛り上がりながら
一緒に飲みに行った。
なんて、いかにも
昭和っぽいですが(笑)、
こういった体験があると
上記の条件を部分的に満たすので
人間関係が深くなります。
学生時代の部活動の仲間が、
大人になってからも
集まる確率が高いのは
コレが理由ですね。
毎日、部活動で
同じ時間を過ごして、
「大会に勝つ」という
共通の目標のために
頑張った経験があるから、
関係性が強い訳です。
月刊「人事のミカタ」の
調査によると、
退職理由として
「人間関係が悪かったから」
と答えた離職者は
ダントツトップの25%。
「給与が低いから」
「労働時間が長いから」
といった理由の
倍以上の割合です。
飲み会の強制参加すら
パワハラと言われる時代ですが、
結局のところ
人間関係が重要だということが
よくわかるのではないかと。
まあ、別に飲みニケーションを
皆さんでやりましょうって
話がしたい訳ではないんですよ。
ですが、
「共通の目標の設定」など
スタッフと何かを共有して、
『一緒に頑張っているんだ』
という労使の一体感を
作り出すことは
工夫次第では可能です。
合理化が行き過ぎると
接点や共通項がどんどん
減ってしまいますから、
「合理化すべき部分」と
「あえてアナログでいく部分」
この使い分けは
気を付けたいところですね。
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
(放置できない重大な出来事)」のエッセンスを
見つけ出し、日々お届けしております。
お気軽にお読みくださいませ!
会社名 | 株式会社F.A.O (日報ステーション札幌) |
---|---|
住所 | 〒001-0035 札幌市北区北35条西3丁目3−23 日宝ノール北35条105 |
TEL | 011-214-0677 |
info@nippo-sapporo.com |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 10月 | ||||||
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |