
最近、色々なメディアの
情報発信をチェックしていたため、
普段あまり見ない
X(旧Twitter)を見る機会が
多かったんですが、
なんか頭が痛くなりますね…。
男叩き、女叩き、
特定の政党(政治家)叩きみたいのが、
勝手にオススメに
どんどんあがってきて、
うっかりそれを押してしまうと
さらに関連の記事が増える(笑)。
偏見に凝り固まった
理不尽な内容の投稿を引用して、
逆ベクトルの理不尽な
お気持ちを表明するという
地獄のようなやり取りが
延々と続いています。
こんなん毎日やってたら
人格歪むなぁ・・・
会話が成立してないじゃん・・・
特に気になったのは、
彼らのやり取りが全く
噛み合ってないことですね。
例えば
「イジメ問題は
いじめられる側にも
原因がある」
という
投稿をした人が
炎上していたんですが、
それに
反発している人の多くが
「いじめる方が
悪いに決まっている!」
みたいな
コメントを残している訳です。
全く会話が
成立していないことに
気付いるんだろうか……
僕も教育業界には
長く関わってきたので、
イジメ問題の文献は
昔たくさん読んだんですが、
いじめに遭う子は
「人と違う」特徴を
持つことが多いんですね。
多数派と違う行動を取る、
(空気が読めないという
表現をされることが多いです)
多数派と容姿が違う、
(極端に背が高い低いなど)
多数派にはない特徴がある、
(国籍や家庭の事情など)
みたいな子は
ターゲットになりやすい。
いじめる側は
いじめる相手を
ランダムに選ぶのではなく、
上記のような
人と違う部分がある子を
ターゲットにすることが多いので、
『いじめられる側に原因がある』
というのは
決して間違ったことを
言っていない訳です。
だって、多くの場合、
原因はあるんだもん。
良いか悪いかは分けて考えるべし!
ですが、絶対に
誤解してはいけないのは、
『人と違う特徴があるからと言って
いじめることは許されない』
ということです。
「原因があるんだから
いじめてもいいじゃない」
なんてことは
誰も言ってません。
やっちゃダメに決まってます。
要は、
「原因があるか無いか」と
「その行動が良いか悪いか」は
全く別の問題なんですね。
ですから、
「いじめられる側にも
原因がある」
という意見に対して、
「いじめる方が悪い!」
とコメントするのは
完全に的外れ。
(良いか悪いかの話はしていない)
これ、痴漢問題の時も見ましたが、
「女性が露出の多い服を着ていると
痴漢される確率が上がるのでは?」
という意見に対して、
「悪いのは痴漢をする男だろ!」
というコメントが
大量についていたんですよ(笑)。
「痴漢のターゲットになる原因」
の話をしているのに、
「痴漢が良いか悪いか」
の話で返してしまうから
意味がわからなくなる。
「肌を露出するような女は
痴漢されてもしょうがないだろ」
みたいな意見は
燃え盛ってもいいと思いますが(笑)、
原因の分析と
倫理的な善し悪しの
区別ができてないのは論外です。
まあ、わかります。
「原因」って言葉に
「○○のせい」という
意味を感じてるんだろうなと。
ですが、経営においても
ここは区別せねばならないところで、
「今期の業績が悪いのは
○○部署の数字が悪いからです」
「営業部の△△さんと××さんの
数字が目標に足りていないからです」
という客観的な『事実』は
明確にすべきなんですよ。
そのうえで
「おまえが悪いんだぞ!」
と、責めるのは
違うんじゃないかなと。
(しつこいですが、
原因が何かと
良いか悪いかは別の問題)
『事実』を認識したうえで
「このように対策して
改善していきましょう」
という建設的な
話し合いをすればいいだけで、
そこに
「△△さんのせいにするなんて最低!」
みたいな意見が出てくると
心底げんなりします(笑)。
よく
「報告の際には
事実と意見を
明確に区別しましょう」
みたいなことを言いますが、
それとニュアンスは一緒。
原因の究明ができないと
改善の対策なんて
出しようがないですから、
感情的に
「良いか悪いか」の話に
議論を持っていかないように、
気を付けなきゃなりませんね…。
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日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
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