俳優の吉沢亮さんが
酔って隣の部屋に突入し、
警察沙汰になったとの
ニュースがありましたね。
これを受け、
吉沢さんをCMに起用していた
アサヒビールは
「今後は広告を展開しない」
と回答。
まあ、アサヒビールは
お酒を売ってる会社ですから、
酔って問題を起こしたということを
重く見るのは仕方ないでしょうが、
基本的に日本は
失敗に対して不寛容という
印象があるなぁ。
(逆に、アイリスオーヤマは
起用を継続することを表明し、
ネット上では
それに対して好意的な
意見が多く見られます)
最近は特にですが
芸能人やスポーツ選手が
問題を起こすと、
犯罪でもないのに
やりすぎなくらい叩きますよね。
一般の方で言うと、
就職の際に
新卒でなくなるだけで
一気に選択肢が狭まるってのも、
失敗とは少し違いますが
レールから外れることを
認めない文化のように感じます。
(標準的な給与テーブルから
外れてしまうなどの面倒があるのも
わかるんですけどね)
「ミス」をどう捉えるか
これは一般企業においても
言えることで、
ミスをした人は
基本的には怒られます。
ですが、会社運営の
最適化・効率化のサポートを
することもある僕からすると、
ミスをしてくれると
何ならちょっと嬉しいんですよ(笑)。
ミスが起きたということは
そこに必ず何かの原因がありますよね?
それを失くすように
仕組みを変えることができれば、
会社は間違いなく
良い方向に進みますから、
ミスは会社を改善する
ヒントになるとも言える訳です。
意外とよくあるのは、
優秀なスタッフさんが
歪な会社の仕組みの中でも
個人能力の高さで
何とか仕事を回してしまい、
退職して人が入れ替わると
全く仕事が進まなくなるパターン。
気付かないうちに
会社の「属人化」が
進んでしまっているケースですね。
誰かが辞めてしまうと
会社の業務が回らないということは
仕組み自体が間違っているんですが、
下手に優秀な人が
仕組みの悪い部分を
カバーしてしまうと、
未熟な仕組みのままで
顧客がどんどん増えていくという
恐ろしい現象も起こりかねないんです。
野村監督が言った
「勝ちに不思議の勝ちあり、
負けに不思議の負けなし」
という言葉は非常に有名ですが、
この言葉の通り
会社が未熟なままでも
何となく上手くいくケースって
珍しくないんですよ。
ですが、
それは「不思議の勝ち」と
言える部分ですので、
必ずどこかで
「理由のある負け」が訪れます。
その負けが大きく
膨らまないようにするには、
日頃の小さなミスを
「失敗」と捉えるのではなく、
会社をより良くするための
ヒントだと捉えることが
重要だと言える訳ですね。
おそらく吉沢さんも
酒に酔っての小さな失敗を
何度かやってるはずなんですよ。
そこで
行動の改善をしなかったのが、
今回の報道に繋がるような
大きな失敗になってしまったと
思うんですよね。
ですが、失敗と言えど
誰かを深く傷つけてしまうような
悪質なものではないと思いますし、
ここからいくらでも
やり直しができるはず。
それに比べれば
会社内での失敗なんて、
どうにでもなる
小さいものが多い訳ですから、
失敗を「ヒント」と捉えて
その数だけ会社を良くできると
考えるのがオススメです!
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