昨日は、
写真館を経営している方に
スポットコンサルティングを
行いました。
今は多くの写真館が
七五三などのイベント時は
入りきらないくらいに
お客さんがやって来るものの、
イベントが何も無い時期は
ガラガラで売上がトントンという
状態になってしまってます。
まあ、これだと
利益は残らないですよね。
このご相談を頂きまして、
これから顧問として
サポートさせて頂くことに
なりました。
話の中で印象に残ったのは、
という言葉。
カメラマンの業界では
すごく有名なコンクールが
あるみたいなんですが、
そこで金賞を取っても
集客にはつながらないという
お話をしていたんですね。
まあ、例えば
カメラマンに指導をする
カメラマンとして仕事をしたいなら、
こういった受賞歴は
価値があるはずなんですよ。
業界の中では
大きな意味を持つ賞みたいなので。
ですが、
一般のお客さんは
技術が高い人のところに
やって来る訳ではないんです。
コレ、カメラマンに限らず
技術職全般に言えることなんですが、
「技術の高さ」と
「売上」って、全く比例しません。
じゃあ、
どこに人が来るのかと言うと、
「技術の高い人のところ」
ではなく、
「技術の高そうな人のところ」
です。
この違いに気づけるかどうか。
飲食店でも
「料理の美味しいお店」
ではなく、
「料理の美味しそうなお店」
に人は集まります。
繁盛しているお店の隣の
ガラガラのお店の方が、
美味しい料理が出てくるなんて
よくあることなんですよ。
要は「見せ方」の問題。
カメラマンが
ホームページに
自分の作品を
ズラッと並べてみた。
それが実際に
すごくクオリティの高いモノで
他社の写真と比べて
遥かにすごかったとしても、
残念ながら
素人が見たところで
違いはよくわかりません。
そんなもんですよね。
では、
お客さんはどこで
良し悪しの判断をするのかと言うと、
『ストーリー』や『専門性』です。
例えば、
という
お医者さんって
信用できそうですよね。
逆に、
という人だと
いかにも熱意が無さそうで
信用できません。
仮に技術は後者の方が
圧倒的に高かったとしても、
前者に任せたいと
考えるのが人間です。
これって
『ストーリー』の力なんですね。
『専門性』については、
というカメラマンは
信用されないんですよ。
自称何でもできる人って
全部が中途半端な人と
見られてしまいますから。
逆に、
と言われると、
それを聞いた人は
「その道のプロなんだな…」
と勝手に思い込んでしまう。
実は後者が
素人レベルの腕前しか
無かったとしても、
料理の写真撮影を
依頼する時には
後者を選んでしまうというのが
『専門性』の力です。
よくわからん賞を
受賞している人よりも、
『特定分野のプロ』に
人は依頼をしたいんですね。
技術者が自分の技術の研鑽に
こだわりを持つのは当然ですし、
それ自体が
悪いことではありません。
ただ、
あくまでビジネスとして
捉えるのであれば、
技術を磨いているだけでは不十分。
顧客への「見せ方」にも
同様に力を入れたいところですね。
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
(放置できない重大な出来事)」のエッセンスを
見つけ出し、日々お届けしております。
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