大谷選手の結婚に加え、
日米のメディアの
報道に対するスタンスが
話題となっています。
毎度のことながら、
日本のマスコミが
明らかに野球よりも
ワイドショーでウケそうな
結婚ネタにばかり
食いついている…という話ですね。
まあ、彼らも
仕事なんでしょうが、
人のプライベート嗅ぎまわって
食う飯は美味いのかいと
いつも思ってしまいます(笑)。
ただ、マスコミが
しょうもないのは
言うまでもないことですが、
真っ当に
スポーツを報じるよりも
下世話なネタの方を
喜んで見てしまう
大衆にも問題がある訳ですよね。
ここで考えなければならないのが、
「プロダクトアウト」と
「マーケットイン」の
考え方についてです。
小規模企業の取るべき道は?
カンタンに言うと、
「プロダクトアウト」は
会社が作りたいものを作る、
「マーケットイン」は
顧客の意見を汲み取って
商品開発をおこなう・・・
みたいなイメージでしょうか。
(めっちゃカンタンですが)
先ほどあげた
マスコミの例で言うと、
「どうしても
プライベートを暴きたい!」
というよりは、
「結局、スキャンダルや
プライベートに関する報道が
数字取れるんでやりましょう」
という方が近いと思うので、
おそらくマスコミは
マーケットインの考え方で
取材する内容を決めている訳です。
現代のモノや情報が
溢れている世の中では、
バブル期のように
新製品を作れば売れる
訳ではないので、
プロダクトアウトは
時代遅れな考え方であり、
競合に勝つために
顧客の意向に沿った
マーケットインの考えをするのが
主流だと言われています。
「では、小規模企業も
顧客のニーズを優先した
商品開発をするべきなのか?」
と問われると、
僕の考えはNoですね。
なぜなら
マーケットインは
言い方を変えると、
「売れそうなモノを売る」
という考え方なので、
そこに会社としての
芯みたいなものが
存在しないからなんですよ。
質の良いお客様との関係性を築くために
先ほどのマスコミの例なんて
わかりやすいですよね、
人のプライベートを
嗅ぎまわって暴く仕事に
まともな感覚であれば
誇りなんて持てないはず。
ですが、
マーケットインの考えだと
「売れるんだから報道しよう」
という方針になってしまうので、
しょうもない仕事だと
わかっていながらも
やるしかない訳ですよ。
結果として
ゴシップ好きの人からは
支持を集めるでしょうが、
まともな人からは
嫌われることになります。
数字を求めた結果、
質の良い人との
関係性は切れていくんです。
まあ、それでも
対象が日本だけで
1億人いるマスコミなら
商売は成立するでしょうが、
小規模企業は
そうではありません。
1万人を100人から集めるより、
10万円払ってくれる人を10人、
50万円払ってくれる人を2人、
というように
ロイヤルカスタマーを
しっかりと掴んで、
質の良いお客様と
末長くお付き合いをするのが
小規模企業の戦い方です。
では、質の良い人は
どうやって取引相手を
選んでいるのかと言うと、
「理念」や「人柄」といった
人間性がポイントになることが
圧倒的に多いんですね。
「価格が安いから」とか
「人気があるから」とか
そういった基準で選択をしませんし、
「人としてどうかと思うが
売れるのなら何でも売ります」
という企業になんて
見向きもしないですよ(笑)。
ですから、
小規模企業は
「なぜそれを売るのか?」
というストーリーや理念を
明確に打ち出し、
その内容に
強い共感を持ってくれる
一部のお客さんを大事にして
商売をした方が
確実に上手くいきます。
コレって、
プロダクトアウトよりな
考え方な訳です。
厳密に言うと、
マーケットインの考え方も
必要ではあるんですよ?
何を売るかは
自分の理念で決めつつも、
商品の見せ方としては
人の心に響くような
表現をした方が
上手くいきますから、
この部分は
需要がありそうなことを考える
マーケットインの考えと言えます。
ただ、
「売れそうだから
流れに乗っかって売ろう」
という考え方だけは
やめましょう。
消費者も
賢くなっていますから
メッキはすぐ剥がれますし、
乗っかっている者同士の
争いになった場合は
資金力がある方が勝ちます。
小規模企業の戦い方としては
決してオススメできないんです。
ということで、
マスコミはせっかく
優秀な人が多いんだから、
アホの量産ではなく、
国民を良い方向に導く
啓蒙をする役割をもっと
果たしてくれたらいいのに…
と思ったところから
生まれた記事でございました(笑)。
小規模企業は
こんな商品の作り方はせず、
自分のバックボーン、理念、
そこに至るまでのストーリー、
こういった部分に
説得力が生まれるような
商品開発をしてくださいね。
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