昨日は帯広出身の方と
「インデアンカレー」
の話題で盛り上がりました。
帯広のソウルフードと呼ばれ、
地元で圧倒的な人気を誇る
カレーショップです。
ココイチですら
撤退に追い込んだ
魅力は何なのか?
それを知りたかったので
先日の出張の際に
食べに行ってきました。
やっぱりと言っては何ですが、
味は割と普通でしたね。
もちろん
美味しいんですが、
というズバ抜けた
何かがある訳ではない。
では、なぜこんなに
人気なのかを調べると、
帯広では
お店でインデアンカレーを
鍋に入れて持って帰り、
家庭で食べるという文化が
根付いているらしいんですよ。
カレーに関しては
「おふくろの味=インデアンカレー」
という図式が
成り立っているという(笑)。
実際、僕が
カレーを食べている途中も
鍋を持って来ている人が
何人もいました。
飲食店を選ぶ基準って
通常は「金額」や「味」が
中心だと思うんですが、
インデアンカレーは
それだけじゃないんですね。
ココイチが
同じくらいの金額で
同じレベルの味の商品を
提供できたとしても、
インデアンカレーには
勝てないってことです。
日本マクドナルドの
創業者である藤田田さんは、
と語っており、
子どもをターゲットにした
商品を多数販売してきました。
この理論でいくと、
幼い頃から
家で出てくるカレーが
インデアンカレーだとしたら、
大人になってからも
インデアンカレーを選ぶのは
当然のことと言えますよね。
「美味しいカレーを食べたい」
のではなく、
「インデアンカレーを食べたい」
を思ってもらえる訳ですから。
インデアンカレーは
もはや「外食」ではなく
「家庭料理」という
カテゴリーと言えますが、
コレは
インデアンカレーの
経営理念と一致しています。
インデアンカレーの
ホームページのトップには、
「帯広で2番目においしい店」
(一番おいしいのは妻と母の料理)
と記載されているんですね。
一般的に外食は
家庭という「日常」と
切り離した空間に
なっていることが多いですが、
生活の一部として
溶け込むことによって
差別化に成功した例と言えます。
「特別な味や金額」
が無くても他社との差別化を
図ることはできるってことです。
視点を変えるための
一つの例として、
参考にしてみては
いかがでしょうか?
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
(放置できない重大な出来事)」のエッセンスを
見つけ出し、日々お届けしております。
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