森永製菓の
「ベイク」という
チョコレート菓子の
キャンペーンが面白いですね。
発売16周年を迎えるも
売上が一向に
伸びないとのことで、
それを逆手にとった
キャンペーンページが誕生。
以下は引用ですが、
———————————
リニューアルしても、
季節商品を出しても、
パッケージデザインを替えてみても、
CMを流しても、
プレゼントキャンペーンをしても、
チョコ感をアップさせて
ミルク感をアップさせて
やっぱりビターに戻しても、
コラボデザイン出しても、
プレミアム商品を出しても、
保存食として保存缶をつくっても、
宇宙食に認定されても、
外で食べる食べ方を提案しても、
ベイク専用の
ひと粒窯をつくっても、
暑くても解けないかを
確認するために
石垣島やデスバレーまで
行って実証しても、
100台のドライヤーで
あたためても溶けないことを
実証しても、
料理家にアレンジレシピを
つくってもらっても、
売れない…
かつて森永製菓の
アイドルだったベイクの
何がいけないのか、
わたしたちには…
もう…わかりません…
ベイクが売れないのはなぜなのか?
あなたの厳しい
お叱りの声を
わたしたちにください。
Amazonギフト券
100円で買いとらせてください。
———————————
という悲痛すぎる叫び(笑)。
これを受けて
ベイクを買わない理由は
Twitterを通して
一日で4万件以上殺到し、
あっという間に
キャンペーンは
終了したとのこと。
これぞ広告だなと。
通常、広告って
「自社商材の良いところ」
をアピールするためのものですが、
似たようなのが多すぎて
効果が薄くなってるんですよね。
最近はインパクト重視に
移行しているのか、
テレビCMを見ていると
何が言いたいのか
全くわからないものだらけで
個人的にはイライラします(笑)。
そこであえて、
弱みを思いっきり
さらけ出した
ベイクの広告は秀逸。
人間は、
「俺って凄いだろ?」
と言われると
否定したくなる生き物ですが、
「俺なんてダメだ…」
と言われると
「そんなことないよ」と
励ましたくなるんですよね。
しかも、
あれもやったし
これもやったし…と
列記されたことにより、
「そんなに商品開発に
力を入れてたんだ…」
と読む側は潜在的に
商品への評価を
高めることになりますし、
コレをきっかけに
ベイクを購入した場合には
「売れていない商品」という
先入観により期待値の
ハードルが下がってますから、
おそらく
「意外と美味しいじゃん!」
という感想に落ち着くはず。
弱みをさらけ出す
広告って効果的なんですよ。
自社の商材を
自分自身で褒め称えても、
それが嘘っぽいことくらい
消費者は気づいてますからね。
時には
「うまくいかなかったストーリー」
をさらけ出してみるのも
有効な手段の一つです。
僕もこういうの
ニガテなんですが(笑)、
ダメな部分を
もっと出してみよっと。
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
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