過去にスピンオフ含め
全作をプレイした
「龍が如く」シリーズの
最新作である8を
寝る前にちょこっとやるのが
最近の楽しみなんですが(笑)、
止め時を見失うように
計算されまくってますね。
面白すぎる…。
「龍が如く」と言えば、
極道の世界を中心に
重厚なストーリーが
描かれる本編だけでなく、
寄り道の部分に
異常なほど
力が入っていることでも有名。
今回は
「ドンドコ島」という
ゴミの不法投棄で汚染された
かつてのリゾート地を
復活させるという要素が
寄り道のメインです。
(極道を集めておこなう
ポケモンボトルならぬ
スジモンバトルも凄いんですが 笑)
最終目標は星5つの
リゾート地になること。
最初は星0からのスタートで
不法投棄されたゴミが
島中にあるので、
ゴミをバットで
ぶっ飛ばして
片づけていきます。
(撒き散らしてるだけのような…)
そこを整地して、
木や石などの素材を集めて
DIYした家具や建物を
少しずつ増やしていく。
すると、荒れ放題だった土地が
パッと見てわかるくらいに
綺麗になっていく訳ですね。
ゴミを不法投棄しようとする
悪いヤツらも定期的に来ますが、
こいつらも
バットでぶっ飛ばします(笑)。
これを続けていくと
行けるエリアがだんだん増えて、
観光客が
島に来るんですよ。
観光客が来ると
お金が入るようになるので、
そのお金を使って
飲食店やレジャースポットを
少しずつ増やしていきます。
この動きに伴って
星0だった評価が星1、星2と
上がっていく。
すると、さらに豪華な
宿泊施設が建てられるようになり、
セレブが島にやって来るので
もっと多くのお金が入ってくる。
そのお金を使って・・・
というサイクルが
グルグルと回り出すので、
止め時を見失う訳です。
最初は自分で
木を伐ったり魚を獲ったりと
頑張って素材を集めますが、
これも星が増えていくと
自動で素材が集まる
仕組みができていくんですね。
別の寄り道要素である
スジモンという荒くれ者を
集めて闘わせる大会があるんですが、
そのスジモンを働かせて
面倒な素材集めを
スキップできるようになるんです。
これによって
スジモンのレベルも上がるので、
スジモンバトルも
進めやすくなり、
今度はそっちの
寄り道もやりたくなる。
なんて恐ろしい仕組み・・・
「夢中」のメカニズムは全部一緒
いいから仕事しろよと
感じた方もいるでしょうが(笑)、
この止め時を見失う
ゲームの仕組みを
自分のやるべきことに
応用できたら面白いですよね。
ドンドコ島の
ついついやってしまう
仕組みを改めて確認すると、
1:明確な目標がある
星0の状態から
少しずつランクを上げて
星5にするというゴール設定が明確
2:成長が目で見てわかる
ゴミだらけの荒れ地が
どんどん綺麗になって
建物が増えていくという
成長のわかりやすさ
3:細かい評価値の存在
星だけでなく
「充実度」「人気度」といった
毎日上がっていく指標があり、
星がカンタンに増えなくても
評価の上昇は感じやすい
4:スケールアップ
最初は全て自力で
時間をかけてやっていたことが、
徐々に関わる人が増えて
自動化が進んでいき、
できることのスケールも
どんどん大きくなる
他にもたくさんあるんですが、
大まかにはこんな感じ。
どうでしょう、
ご自分の会社や仕事に
こんな仕組みありますかね?
コンサルティング先で
スタッフさんと話をすると、
「社長が何を
目指しているかわからない…」
と相談されることって
実はすごく多いんですよ。
目先の利益をあげること、
現在の運営を維持することを
ただ続けているだけだと、
会社は黒字でも
スタッフは不安になるんです。
自分のやっていることが
何かにつながっていないと
(明確な目標がないと)、
いわゆる「やりがい」は
感じにくい訳ですね。
しかし、目標というのは
そうカンタンに達成できないので、
「目標を達成したorしていない」
という物差ししかないと、
そこに辿り着くまでに
心が折れてしまう…。
ですから、
自分や会社の成長を
感じることができる仕組み、
目標達成に向けた
日々の頑張りを
評価してくれる仕組み、
こういったものがないと
モチベーションを維持することは
難しくなってくると。
さらに、
目標を達成したら
次の目標は今までより
達成の価値が高いものでないと、
「同じことの繰り返し」感が
強くなってくるので、
スケールアップを
続けていくことも
実は非常に大事なんですね。
ドラクエだって
最終的に魔王を倒して
世界を救うからいいんであって、
城の周りのモンスターを
延々倒し続けるだけだったら、
徐々に給料が上がって
モンスターが強くなったとて
やってられなくなりますよ(笑)。
ということで
何が言いたいかというと、
ゲームだろうが
仕事だろうが、
「人が夢中になる」
メカニズムは基本的に
一緒ってことですね。
自分自身も
どうもやる気にならない時が
当然ながらありますが、
そういう時って
夢中になれる仕組みが
できていないなと。
ゲームを作ってる方ってのは
このスペシャリストですからね、
うまく自分やスタッフを
この仕組みの中に巻き込んで
夢中で仕事しましょ!
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