札幌に
多数の店舗がある
「炭火居酒屋 炎」。
生つくねで有名な
人気店ですが、
今月新たに
「研修専用の店舗」が
オープンしました。
統括する社員1名以外は
全てスタッフは新人のみ。
その代わり、料理の値段は
通常の店舗よりも
二割安の設定になっています。
コレはなかなか
面白いコンセプトですよね。
通常は店舗ごとに
少数の新人を雇用するので、
研修の担当者によって
その指導力や指導の方針に
バラツキが生まれます。
しかも、
店舗に新人が一人だけだと
悩みを人に相談しにくく
それが離職につながることも
ありますよね。
そこで新人を
一か所に集めることで、
まとめて研修を行えるようにして
研修の手間やムラを減らし、
立場が同じ新人同士の
人間関係を作りやすくした。
それによって、
研修をする側の作業負担と
受ける側の心理的負担を
減らした訳です。
とは言え、それは
ある程度規模の大きい会社の
社員研修としては当たり前。
この制度のポイントは、
「スタッフが実務経験を
少ないストレスで積めること」
にあります。
どれだけ研修を受けても
実務を体験しないことには
スタッフは成長しません。
ですが、最初から
うまくできるはずが無いので、
大抵の人は新人の時に
実務の失敗で痛い目に遭うことに。
そこで、立ち直ることができずに
そのまま辞めてしまう人も
たくさんいる訳ですよ。
ところが、
この研修用の店舗は
接客や調理の質が悪いことを
前面に押し出して、
その欠点を「値下げ」で
補うことを公表しています。
つまり
この店舗に来るのは、
という考え方の人がメイン。
安い価格で
飲み食いできるという
利を得ている以上、
スタッフが
ちょっとミスをしたくらいで
怒ることは許されないんですよ。
会社としては
通常はコストがかかる
社員教育を行いながらも
売上を上げることができるし、
スタッフは
失敗に寛容なお客さんを相手に
実務経験を積みながら
同期の仲間と一緒に成長できる。
この環境をうまく
作り出していますよね。
まあ、小規模企業の場合は、
何人もまとめて
採用とはいきませんから、
同じような手法は取れません。
ですが、この環境づくりには
参考にできる部分が必ずあります。
という意見の方も
よく見かけるんですが、
今の時代は特に
打たれ弱い子が多いですよ~。
「売り手市場」か
「買い手市場」かなんて、
採用の状況によっても
最適な人の育て方は
変わりますから、
創意工夫が必要ですね。
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
(放置できない重大な出来事)」のエッセンスを
見つけ出し、日々お届けしております。
お気軽にお読みくださいませ!
会社名 | 株式会社F.A.O (日報ステーション札幌) |
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