「早い仕事」が良いとは限らない。

 

 

 

だいぶスタッフの
仕事量が増えてきたので、

 

任せていた仕事の一部を
僕が引き継いで
何件かちゃちゃっと
終わらせました。

 

 

 

順番に処理をしているので
通常は一か月ほど
お時間を頂くところを、

 

数日で仕上げて
すぐにお客様に
ご報告したんですよね。

 

 

 

 

 

 

すると、そのスピードに
非常に喜んで頂けたんですが、

 

 

同時に

 

「こんなに早くできるなら
もっと安くていいんじゃない？」

 

とのお言葉をもらうことに。

 

 

 

 

その方は
付き合いが長く
頭も非常に良い方で、

 

明らかに
冗談で言っているのが
こっちにもわかったので、

 

 

「ダメに決まってんだろ」

 

と笑って返して
帰ってきましたが(笑)、

 

 

コレを本気で言う人って
意外と多いんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合理的に考えると、

 

同じ量の仕事を
同じクオリティで
こなせるとしたら、

 

「早い」方が
サービスとして
優れています。

 

 

 

 

ですが、

人間の心理って
面白いもので、

 

「時間がかからない＝
手間がかかっていない」

 

と感じるんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

例えば、

 

「職人が手作業で
一か月かかって作った…」

 

みたいな商品だと、

 

金額が高くても
皆、納得しますが、

 

 

 

実際には
それに劣らない
クオリティのモノって

 

機械を使えば
5分でできたりする訳ですよ。

 

 

 

ですが、それは手間が
かかっていない商品なので、

 

高額で売られると
違和感を感じてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

飲食店なんかでも

 

「フランス帰りの…」とか

 

「あの料亭で20年修行をして…」

 

といった
バックボーンのある人の方が
何となく凄そうじゃないですか。

 

 

 

 

 

実際の商品やサービスの
クオリティよりも、

 

プロセスの部分で
価値を判断してしまうのが
人の心理なんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逆に言うと、

 

そういったプロセスを
うまく見せることができれば、

 

高単価でも商材が
売れるようになりますし、

 

 

 

自分が選ぶ側なら
プロセスよりも
実際の商材のクオリティに
目を向けることができれば、

 

安くて良いモノを
見つけやすくなります。

 

 

 

 

たいして
手間がかかっていなくても、

 

「大変だった感」を出した方が(笑)
相手の満足度は
不思議と上がりますよ！

 

 

 

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