先ほど、松井秀喜さんが
甲子園で五打席連続敬遠された時の
特集をテレビで放送してました。
敬遠をした明徳義塾高校が
とんでもない批判を受けた事件。
当時のことを思い出すと、
「高校野球で
取るべき作戦ではない」
という声が
圧倒的に大きかった
印象がありますね。
試合に勝った
明徳義塾の校歌斉唱中に
「帰れコール」が
起こっていたのは、
小学生ながら
よく覚えていました。
ちなみに、
ずっと甲子園を目指して
野球をしてきた僕の見解としては
敬遠策に何の問題も無いと思っています。
選手からすると、
「たった一回でも負けたら終わり」
の大会のために
高校生活の全てを賭けて
二年半練習を続けてますからね。
『勝つこと』以上に
優先されることなんて
無いですよ。
おそらく選手視点だと、
僕と同じような考えの人が
多いんじゃないかと。
にも関わらず、
どうして外野が
あそこまで騒ぐのか?
それは観客が
「ひたむきさ・爽やかさ」
みたいなものを
高校野球に求めているからですね。
なんて意見の人も
わんさかいる訳ですよ。
もうね、
「うるせえよ」
としか言いようがない(笑)。
勝つためだけに
全ての時間と労力を
注ぎ込んできた球児たちに、
なんて、口が裂けても
言えないですよ。
と、このように
人によって意見が分かれるので
議論は平行線を辿る訳ですが(笑)、
この手の意見の食い違いは
「前提」がそもそも
噛み合っていないのが原因です。
敬遠策を批判する人は、
「高校野球は教育の一環」
「勝つことだけに
こだわるべきではない」
という前提でモノを見ているので、
という意見を持ちます。
(単に面白がっているだけの
人もいると思いますが)
選手側の視点だと
「野球は勝つためにやる」
という前提があるので、
と考える訳ですね。
同じ「高校野球での敬遠」という
テーマについて意見を出していても、
「前提」が
そもそも違うので
実は議論になっていないんです。
コレって
仕事でも同じで
「どういった
営業手法をとるべきか?」
という議論を社内で
していたとしましょう。
その時に、
「とにかく売上が
上がれば手段は選ばない」
という前提で意見を出す人と、
「長い目で見た時に
顧客との信頼関係を
築くことが重要」
という前提で意見を出す人では
噛み合わなくて当然。
つまり、
「営業の目的は何か?」
という『前提』を
先に決めておかないと、
まともな議論を
行うことはできないんです。
意見がまとまらない時は
この「前提の違い」を
見落としていることが多いので、
気を付けてくださいね。
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
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