個人的には
心底どうでもいい
スキャンダラスな話題で
オフシーズンの野球界が
注目されておりますが、
昨年のプロ野球は
面白くなかったですねぇ。
理由は非常にシンプルで
「投高打低が進みすぎた」
ことに尽きます。
要はバッターが
全然打てないんですよ。
打率が3割を超えたバッターは、
セ・パ両リーグ合わせて
わずかに3名。
本塁打が30本を超えたのは、
セ・パ両リーグ合わせて
わずかに2名。
なんだこの成績・・・
ジャイアンツの
チーム本塁打数が、
2023年に164本だったのが
昨年は81本だったと言えば、
わかりやすいですかね?
全然ヒットが出ないので
点数も全然入らない。
本来は超が付く
一流投手しか達成できない
防御率1点台も、
(一試合平均1点しか
取られないということです)
セリーグだけで5名……。
昨年11月に
プレミア12という
日本代表チームが戦う
大会がありましたが、
4番に入った阪神の
森下選手のシーズン成績は
打率.275で、本塁打16本ですよ。
若手選手中心とは言え、
日本代表の4番が
3割どころか20本も
本塁打を打てていないって、
全くドリームチーム感が無い。
もちろん
森下選手が悪い訳ではなく、
長年野球を見てきた感覚だと
全体的に数字の見栄えが悪すぎて
全くワクワクしなかったんですよね。
大谷選手が出てくれた
WBCは全試合見ましたが、
プレミア12は
ほぼ観ませんでした。
数字が与える「イメージ」
野球がよくわからない方は
この辺から合流してください(笑)。
要は、人は数字を通して
色んな価値判断を
しているってことなんですよね。
上記の野球の件で言うと、
「3割打てるバッターも
本塁打30本打てるバッターも
全然いないじゃん…華が無い」
「防御率1点台って
本当は凄いんだろうけど、
こんな大量に出たら
全然価値を感じないわ…」
みたいな感覚は
仮に試合を見ていなくても、
数字からわかる訳ですよ。
もちろん、これは
投打のバランスがズレただけで、
野球をしている選手の価値は
本来は全く変わっていません。
それでも数字が変わったことで
価値の低下を感じてしまう…。
これは経営をしている
皆さんにとっても
関係のないことではありません。
経営って「数字」が
どうやってもつきまといますもん。
わかりやすいところだと、
現代では広告宣伝に
SNSを使うのが一般的ですが、
フォロワー数やいいね数、
動画の再生回数なんかは
誰でも確認が可能です。
この回数が
過去に比べて減っていると、
「うまくいってないんだな…」
という印象を
相手に与えてしまいます。
仮に実態は
以前より良くなっていても、
数字が与える
イメージってのがある訳です。
一般的には
数字って大きい方が
イメージが良いんですよね。
売上が〇億!
セミナーに〇人が参加!
動画の再生回数が〇回!
みたいのって
数字が大きい方が
見栄えが良いじゃないですか。
ですので、ここを
盛りたくなってしまうのが
人間の性というもので(笑)、
良かった部分だけを
切り取ってしまったり、
広告を使って
短期的な数字だけを
大きくしたくなる訳です。
ですが、
年商が1億円で
利益が1,000万円の会社より、
年商が5,000万円で
利益が2,000万円の会社の方が
間違いなく優良企業です。
「年商が億を超えたぜ!」
とアピールをすることに
価値を感じる気持ちも
よくわかるんですが、
中味が伴わない数字は
すぐに意味を失うんですよね。
YouTubeで言うと、
チャンネル登録者が
10万人のチャンネルでも、
登録者が1万人しかいない
僕のチャンネルより
再生回数が少ないなんてことは
珍しくありません。
見かけの数字を伸ばすと
短期的には気持ち良くなりますが、
すぐに実態に追いつかれて
逆に悪いイメージを
持たれてしまう訳です。
かく言う僕自身も
できるだけ数字を盛りたい
人間でしたが、
(今もそうかもしれませんが 笑)
結局、メッキの数字は
すぐに剥がれますね・・・。
フォロワーが
1万人いることより、
自分(自社)の熱心なファンが
100人いることの方が遥かに
ビジネス的には価値があります。
この見た目は小さくても
本当に価値のある「数字」を
どうやって増やしていくか?
ここに目を向けないと
ならないんですね。
今年は自分にとっての
「価値ある数字」とは
いったい何なのかを
しっかりと考えて、
地道に積み上げていく
一年にしたいなと。
皆さんも是非、
数字の意味について
考えてみてくださいね。
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