先日、仲の良い経営者と
やり取りをしていた時に、
「前回も同じお願いをしたな…」
と感じるミスが先方にありました。
そこで、
とチクリと指摘すると、
意外な反論が。
僕の基準では
以前と同じケースだという
判断をした出来事が、
彼の基準だと
今回は違うケースだという
判断をしていたんですよ。
で、その理由を聞いてみると、
僕にとっては説得力のある
内容では無かったんですが、
彼の中では
理屈が通っているんだなと
妙に納得してしまいました。
そして、これって
すごく怖い話だと
思った訳です。
意見がぶつかる時って
双方に自分なりの言い分が
ある時なんですよね。
ですから、
「明らかに相手に問題がある」
と感じるような争いでも
相手には相手なりの
言い分が必ずあります。
仮に自分の言っていることが
正論だったとしても、
相手の言い分を踏みにじると
「感情」を傷つけてしまうことになり
関係性にヒビが入りますよね。
そして、一番まずいのは、
自分の意見が正論でもないのに
それが正しいと
思いこんでいる時です。
人間って自分の価値観を
無意識に優先していますから、
自分にとって重要なことと
相手にとって重要なことが
イコールにはなりません。
ですから、自分の視点では
筋の通ったことを言っていて、
相手の言い分は
さして重要ではないと
判断していたとしても、
相手の視点から見ると
全く納得ができないような
話し合いになっていることも
珍しくない訳です。
ですが、
例えば、その関係性が
社長とスタッフのように
上下関係があったり、
片方が自分の意見を
なかなか表に出せないような
タイプだったりすると、
相手が全く
納得をしていないのに
話し合いができているような
錯覚に陥ってしまいます。
この積み重ねが、
スタッフの離職や
人間関係が壊れる原因に
なっていることもあるんですね。
こういった事例は、
自分は正しいことを言っていて
相手の意見も聞き入れていると
思い込んでいる。
つまり、
「きちんとした
話し合いができている」
という勘違いのせいで
長期的なすれ違いを
生んでしまいます。
ココに常に気を配らないと
時間をかけてゆっくりと
信頼関係が崩れてしまうので、
特に経営者は注意が必要です。
僕もスタッフと
意見がぶつかった時は、
言い負かして
終わりにしていることが
多いような気がしたので、
ものすごく反省…。
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
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