いやー、あまり
政治批判なんかは
していないんですが、
昨日の西村大臣の発言には
ド肝を抜かれましたね。
酒類販売事業者に対し、
休業要請に応じない
飲食店との取引を
おこなわないように要請・・・
さらに
金融機関要請まで。
(コレはあっさり
撤回されましたが
考え方がよくわかるな…)
酒を売ってくれない
酒類販売事業者がいたら、
そこと取引をやめて
他の事業者から買うだけなのは
目に見えてますから、
ルールを守って
酒を売らないことにした事業者が
お客さんを失くすだけですよね。
しかも、
見逃している
だけかもしれませんが、
それに対する
補償も何もないのか・・・?
まあ、そんなこと
あり得ないと思うので、
僕が見逃してるだけですかね(笑)。
そもそも
コンビニでもスーパーでも
酒はカンタンに買えるので、
そこも一律で
禁止にしないと
全く意味が無いのでは……
苦しい状況でも
一緒に頑張ってきたであろう
飲食店と酒屋を戦わせるって、
さすがに
イカレてるとしか
言いようがねえなあ。
まあ、政治系の
メルマガではないので
本題に戻りますが(笑)、
酒の提供をやめろという
命令を聞いてもらえないから、
こういった締め付けを
強化しようとする訳ですよね?
ですが、
そもそものところは
酒の提供を禁止することに
何の意味があるのかが
明確でないから、
命令を聞いてもらえないんですよ。
食事はしてもいいけど、
酒を飲んではいけないという
理由が未だにわからない。
「滞在が長くなるから」
という理由なら
時間制限を設ければ
いいだけの話ですし、
「ついつい声が大きくなるから」
という理由なら
一人で来ている客には
酒を出していいじゃないですか。
それっぽい
理由をつけようと
頑張ってるようですが、
合理的なモノが
一つも無いんですから、
生活がかかっている以上、
命令を聞かない人が出るのは
当然ですよ。
つまり、
命令を聞かせる方法を
考えるのではなく、
納得してもらう方法を
考えるべき。
「酒を飲むと
コロナウィルスによる
致死率が跳ね上がるという
データが発見されました」
みたいな
きちんとした
理由があったら、
みんな、酒の提供は
すぐにやめるでしょう。
コレって
会社でも意外とよくあって、
「スタッフが会社のルールを
守ってくれないんです…」
という相談を
詳しく聞いてみると、
「そんなルールを
誰が守るんだよ・・・」
と、唖然とすることって
珍しくないんです。
経営者は今まで
そのルールでやってきたので、
「ルールを守らせる方法」
を知りたがるんですが、
「守る価値があると思わせる
ルールを作る」方が、
遥かに楽で効果的。
ルール通りに
動かない人がいた場合、
その人なりの
「守りたいと思わない理由」
が、存在していますので、
言うことを
聞かせるだけでなく、
ルール自体を疑うことも
必要なケースがありますね…。
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