「若者の黒魔法離れが深刻ですが、
就職してみたら待遇いいし、
社長も使い魔もかわいくて最高です!」
・・・なんだコレ。
最初に見た時は
何が何だかさっぱり
わからなかったんですが、
どうやら
「小説のタイトル」
らしいんですよ。
ファンの方がいたら
申し訳ないんですが、
率直に言って
ものすごく気持ち悪いと
思ってしまいました(笑)。
長すぎるでしょ・・・。
で、気になって調べたところ、
「ライトノベル」という
ジャンルの作品では
タイトルが長いのが
当たり前なんですって。
と思ったのでコレも調べると、
「アニメや漫画が好きな
若い世代をターゲットにした小説」
とのこと。明確な定義は不明。
「涼宮ハルヒの憂鬱」
という作品が
ライトノベルの代表作らしいです。
確かに、名前は知ってる…。
とパニックになっている方も
いらっしゃると思うので
解説をすると、
「タイトル」って
コンサル目線だと
すごく気になるモノなんですよ。
ホームページにしても
チラシにしても
メルマガやブログにしても、
タイトルの良し悪しで
人に読まれるかどうかが
決まってきます。
当然のことながら、
出版社もそのことは
重々承知しているので
(むしろ、そのプロですよ)、
この異様に長いタイトルにも
間違いなく意味があるはずなんです。
で、さらに調べてみて
わかったことなんですが、
ライトノベルを好んで読む層は
他の小説も幅広く
読んでいる訳ではなく、
『ライトノベルばかりを
読んでいる人の割合が多い』。
そして、ライトノベルは
ジャンルごとの流行り廃りが
非常に激しいらしく、
『流行っている
ジャンルの作品のみが
次から次へと
出版される傾向にある』。
つまり
ライトノベルのファンは、
「ライトノベルの
流行っているジャンルの中から
好みの作品を探す」
という調べ方をしている人が
多いということなんです。
であれば、タイトルを見て
「どんな作品なんだろう?」
と内容を調べるよりも、
『タイトル自体が
内容の説明になっている』
作品の方が
選んでもらえる確率が
上がるということなんですよ。
一般的な感覚だと、
こんな長いよくわからん
タイトルの作品は
その時点で却下ですが、
ライトノベルの世界では
それが珍しくないので
読者は特に嫌悪感を抱かない。
それが、
この長文タイトルに
つながっているんだろうと
僕の中ではしっくりきました。
こんなにも真剣に
検証する話なのかは
わからないんですが(笑)、
そのくらい「タイトル」は
重要度が高いものなんだと
思ってもらえれば。
これは小説に限った話ではなく、
例えば、セブンイレブンで
売られているお菓子の名前は、
「お米でできたやさしい食感の
ふんわり揚げ えび味」
「枝豆のおいしさが
楽しめる枝豆チップス」
など、中味のPRが
そのまま商品名になっています。
既成概念にとらわれない
タイトルをつけられれば、
それだけで
商品やサービスの売上は
大きく変わるかもしれません。
常にアンテナを
張ってくださいね!
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
(放置できない重大な出来事)」のエッセンスを
見つけ出し、日々お届けしております。
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