昨日は
「花まる」すすきの店で
ランチセットを
頂いたんですが、
このお得感が半端じゃない。
(急な話ですみません)
メインの寿司は
自分で8貫全てを
選ぶ形式なんですが、
700円から1貫、
600円から1貫、
400円から2貫・・・
という感じに
単品で頼んだ場合の価格が
わかるように
なっているんですよ。
数字に敏感な僕は
ついつい足し算を
してしまったんですが、
この時点で
3,000円オーバー。
ランチとしては
なかなか豪華です。
で、実際に
出てきたセットは、
先ほど自分で選んだ
寿司8貫に加えて、
汁物・茶碗蒸し・サラダ・
天ぷら・蕎麦・杏仁豆腐と
ドえらいボリューム(笑)。
値段を見ないで
頼んでしまったので、
これ一体
いくらなんだろうと
考えていたんですが、
なんと税込1,639円。
計算上、寿司だけで
3,000円を超えているので、
これだけ色々とついて
この価格ってのは
良いですねぇ。
(味も素晴らしいです)
その仕組みを考えてみる。
ただ、経営者としては、
こういった
商品を見た際に
「お得だねぇ」
と、喜んでいてはいけません。
「なぜ、得をしたように
感じるのか?」
ここを
考えなきゃならない訳ですね。
この数字には
からくりがありまして、
計算させる部分と
計算させない部分を
分けているのがポイントです。
計算させてるのは
メインの寿司ですね。
選択をする際に
一貫あたりいくらかが
ハッキリと書いてあるので、
それを足していくと
だいたいの合計額が
わかる仕組み。
ただ、そもそも
このお店のランチは
セットメニューが基本なので、
単品での注文は
あまり想定していない
はずなんですよ。
つまり、
単品の価格さえ
高めに設定しておけば、
セットの際のお得感が
増すことになる訳です。
(どのみち単品注文は
そこまで入らないでしょうし)
そして、
計算をさせないのは
付属するその他のセット。
先ほど書きましたが、
汁物・茶碗蒸し・サラダ・
天ぷら・蕎麦・杏仁豆腐と
品目は多いんですが、
冷静に計算していくと
一つ一つの原価はそこまで
高くありませんし、
作り置きが
可能な物も多い。
ここは
寿司と同じように
価格を個別に表記して、
「このメニューが
単品でこんなにするかなぁ?」
と、疑惑を抱かせるよりも、
品数の多さで
「こんなにたくさんあるんだ!」
と、イメージさせた方が
インパクトがあります。
結果的に、
「メインだけで
3,000円以上するのに
(単品価格を
高めに設定している)
そこにこれだけの
セットメニューがついて
(一つ一つの原価は安いので
品数でインパクトを生んでいる)
1,600円台なんて安い!!」
という心理に
なっているんじゃないかと。
高めに設定した単品と
細かい特典を
いくつかまとめて、
セットメニューとして
販売する。
こういう表現にすると、
「自社でも
同じようなことが
できるのでは?」
と、ピンと来た方も
いますかね??
ついつい
買ってしまうような
魅力ある商材が
あった場合には、
「なぜ魅力を感じるのか?」
を突き詰めていくと、
自分にとって
プラスとなるからくりが
見えてくるはず。
いちいちこんなことを
考えてしまうのも、
人ととして
どうかと思いますが(笑)、
サービスを受け取る側として
ボケっとしてちゃ
ダメですよね…。
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
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