関東圏の一部店舗で
販売された牛角の
「焼肉食べ放題PASS」が、
約二か月で『販売中止』に。
予約で連日席が埋まり
来店できない状態に
なっていたらしいですね。
食べ放題PASSの金額は
月額11,000円で、
3,480円の
食べ放題コースを
いつでも利用できるというもの。
消費者側から見ると
月に三回お店に行けば
元を取ることができるので、
お得だと感じて
購入する人が
多かったようです。
うーん・・・牛角って
4人掛けのテーブル席が
メインのイメージですよね?
月額PASSを買う人の多くは
一人分を買って
一人でお店に来るでしょうから、
「そのお一人様に
テーブル席を占められたら
利益が出ないのでは?」
と、この話を聞いた時
真っ先に思ったんですが、
案の定
うまくいかなかったかぁ…
外食産業ではまだまだ
サブスクリプションの
導入事例は少なく、
どうなるのか
注目していたので
あっさり終了とは残念…。
ただ、傷口が広がる前に
撤退する早さが
重要なこともありますし、
大きな話題を
呼んだという意味では
広告効果もあったのかなと。
サブスクリプションは
安定した売上が見込めるので、
もちろん僕自身も
自分のビジネスの中に
取り入れたいと思っていますが、
成功するためには
いくつか条件がありますよね。
そのうちの一つは
通常の商材を
売る時と同じで、
「利用者の増加に比例して
運営側の手間が増える」
というビジネスモデルに
なっていないこと
じゃないかと思います。
美しいなと感じるのは、
わかりやすいところだと
「スポーツジム」ですね。
改めて確認すると、
「モノを買い取るのではなく
モノの利用権を借りて
利用期間に応じた料金を支払う」
これが
サブスクリプションの定義。
スポーツジムの場合だと
「トレーニングマシンや
ダンベルといった器具だとか、
広いスペースを貸すので
好きに使ってください」
という仕組みに
なっている訳ですね。
ちなみに、僕は
今通っているスポーツジムに
半年くらい在籍してますが、
(初回の説明会以外は)
一度もジムのスタッフと
会話をしたことがありません。
黙って着替えて
勝手にトレーニングをして
そっと帰ってます(笑)。
しかも、仕事が忙しい
というのを言い訳に
月に数回しか行ってませんから、
ジム側から見ると
最高に良いお客さんなんですよ。
居ても居なくても
ほとんど手間がかからないのに
毎月お金を払うという…。
なんなら
完全な幽霊会員なのに
お金を払い続けている人も
たくさんいるでしょうから、
(今、調べてみると
80%は幽霊会員との
怖ろしいデータも 笑)
入会者が増えても
そこまで手間は増えず、
スタッフの
大幅な増員なども必要無い。
こういった
ビジネスモデルになっていると
利益を残しやすいですよね。
ある程度
規模の大きい会社でないと
サブスクリプション形式は
難しいと感じている方も
多いかと思いますが、
「何かの器具や空間を貸す」
と考えれば小規模でも
提供できることはあるはず。
利用者と労力が
比例しないモデルを
まずは意識して
考えてみると
良いかもしれませんね!
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