ニュースで
大きく取り上げられている
レスリング協会のパワハラ問題。
至学館大学の谷岡学長が
会見を行ってから、
さらに火がついた印象ですよね。
今まで、世間一般には
顔を知られていなかった
谷岡学長ですが、
今回の会見で
日本中の嫌われ者に
なってしまった感があります。
まあ、あの険しい表情に
あの高圧的な話し方で
あの話の内容となると、
人に好かれる要素が
あまり無いんでしょうが(笑)、
世論が谷岡学長を
叩きすぎなのも
違和感を感じるんですよね。
おそらく
世の中の大部分の人は
今回の会見で初めて、
谷岡学長を
目にしたんだと思うんですよ。
そうなると、
あの会見しか
判断の材料が無い状態。
しかも、ワイドショーの
コメンテーターもみんなで
叩きまくってますから、
「悪」のレッテルが
貼られてしまうのも
無理はないですよね。
ですが、普段の谷岡学長の姿を
世の中の大半の人は
知らない訳じゃないですか。
もしかすると、
普段は気さくな性格で
周りから慕われているのかもしれない。
あんなに感じの悪い
会見になってしまうくらい
腹に据えかねていることが、
騒動の裏には
隠されているのかもしれない。
そういった事情を
全く加味することなく、
会見の一部分だけを切り取って
人格まで否定するように
報道をするのはどうなのかなと。
もう谷岡学長自体が
パワハラの権化みたいに
思ってる人も多そうですもん(笑)。
いわゆる
「ハロー効果」
というやつですよね。
何か一つでも
強く印象に残った部分があると、
他の部分もその印象に
引っ張られてしまうという
心理学用語です。
コレに流されてしまうのって
結構、危険。
例えば、
僕との初対面が
セミナーだったり、
コンサルティングを受けたり、
という方は
僕なんかを「先生」と呼んで
妙に敬ってくれることが多いです。
逆に、僕との初対面が
飲み会でベロベロの時だとしたら、
と直接は関係無いはずの
仕事の能力まで不安に
思われてしまいますよね。
ですが、それって
あくまでその人の
一面でしかないんですよ。
思い返してみると、
今、親しくしている友人や
深く提携している取引先は、
「コイツ、何か気にくわないな…」
と最初は思った人が意外に
多かったりします。
(皆さんもそうじゃありません?)
スタッフとの
関わりも似てますよ。
最初の印象が良い人ほど
あっさりと逃げるように
退職してしまったり、
全然期待していない人が
思いもよらぬ部分で
能力を発揮してくれたりと
人は何かの一面だけで
判断できないなと
思わされることって多々あります。
カンタンにレッテルを貼って、
相手の印象や能力を
決めつけてしまうと、
せっかくの良い部分が
曇って見えなくなることがあります。
どんなに嫌な奴にも
家族がいて、恋人がいて、
友人がいる訳ですよ。
マイナス面だけの人なんていません。
人の判断は
広い視野を持って
したいものですね。
このニュースは引き続き
フラットな目線で注目しようかと。
日報ステーション札幌代表の千田が、
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