意味不明なシナリオでも。

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昨日は、急に
映画が見たくなりまして。

レイトショーで
藤原竜也主演の
「Diner」に行ってきました。

どうしても
見たかった訳ではなく、

たまたま時間が合ったのと
原作をマンガで読んでいたので
何となく選ぶことに。

ということで
予備知識もゼロでしたが、

見ている途中で
鮮やかな色彩が
多く描かれてたので

「ヘルタースケルター」の
蜷川実花さんが
監督なんだろうなとは
かろうじて気づきました。

が、僕はそういった
ビジュアル的なところは
あんまり興味が無いので(笑)、

それよりも

「このシーンを省くと
心情が変化した理由が
わかんなくない？」

といったシナリオ部分が
とにかく気になる。

昔、シナリオライターの仕事も
ちょこっとやっていたので、

「自分だったら
何の意味も無い
このシーンはカットして
○○のエピソードを入れるな…」

みたいなことを
考えながら見ちゃうんですよ。

映画は
面白かったんですけど、

そういう意味では
色々とツッコミどころがある
作品でした。

ところが、ネットで
作品のレビューを見ると、

僕からすると
何の意味も感じない
ムダなシーンが
絶賛されてるんですよ。

いわゆる世界観だったり
単純な見た目の美しさだったり、

そういった
「蜷川ワールド」を
堪能できたのでＯＫ！

という人達が、

世の中には
たくさんいるんですね。

コレはシナリオ重視の
僕からすると
全く理解できない感覚ですが、

こういう方々って、映画を
「もう一回見たい！」
と思うみたいなんですよ。

こうなるともう
ホントに意味不明で(笑)、

「一回見て
もうシナリオがわかったのに
なんでまた同じ映画を見たいの？」

と僕なんかは思ってしまう。

ただ、映像そのものを
楽しんでいる人からすると、

逆にシナリオなんて
あってもなくても関係無くて
映画の世界観に浸れれば
それで満足なんだろうなと。

同じモノを見ているのに
こんなに楽しみ方が違うのかと、

改めて驚いた訳です。

これは映画に限った話ではなく、

同じ商品やサービスでも
切り取り方や見る角度によって
その魅力って大きく変わります。

実はお客様に聞いてみると、

自分が想定しているのと
全く違う部分に魅力を感じている
ケースもありますので、

視野が狭くならないように
気を付けたいですね！

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