昨日は、
中古車販売会社の
経営者様との個別面談。
経営をしていれば
ポジティブな話ばかりが
生まれる訳では無いので
正直に書くと、
こちらのクライアントは
中古車販売の事業から
撤退することになりました。
まあ、撤退と言うと、
「事業に失敗した」という
イメージが強いかもしれませんが、
決して
そんなことはありません。
そのまま続けても
利益が生まれない事業を
早めに切るのは、
非常に重要なことだからです。
実は、このクライアントには
コンサルティングを
始めた当初から、
「どうやって
売上を伸ばしていくか」
ではなく、
「どうすれば少ない
ダメージで撤退できるか」
の話をしていました。
詳細は省きますが、
要は、今の事業を
利益が出るところまで
持っていくのがあまりに大変だと
僕には早い段階でわかったので、
その労力を
別の事業に費やした方が
成長が早いと判断したんです。
(本人が中古車販売業に
こだわりを持っていなかったことも
ポイントでした)
そこから、段階を踏んで
ムダな経費を削っていって、
事業規模を徐々に縮小。
やっと、
これから別事業に力を
入れられるようになりました。
「早めに事業の
縮小をスタートして
本当に良かったです…」
とおっしゃっていた姿が
印象的でしたね。
ほとんどのビジネスは
モデルをきちんと構築して、
やるべきことを
一つずつクリアしていけば
やがてはそれなりの
収益を作れるようになります。
ただ、中には
「この事業はどうやっても
成長に限界があるなぁ…」
と感じるものもあるんですよ。
そんな時には
どうにかして険しい道を
進む方法を考えるよりも、
一旦、引き返して
別の入り口から
入り直した方が
ゴールが早まることもあります。
定期的に事業が
袋小路に追い込まれていないか
チェックをおこない、
辞めるべき時は
ズバっと撤退する。
この判断こそ
自分ですることが
最も難しいことの一つなので、
どうしようもないと
感じた時は事業の
健康診断をコンサルタントに
依頼することも大切ですよ!
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
(放置できない重大な出来事)」のエッセンスを
見つけ出し、日々お届けしております。
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