昨日は富山県に
交流会のメンバーと
一緒に行ってたんですが、
そのうちの一人が
僕と同い年の経営者。
彼は飲食店の
オーナーとは思えないほど、
食に興味が無くてですね。
「何の刺身を食っても、
魚だなぁ…としか思わない。
味の違いとかよくわからん」
という衝撃の発言をして
周囲をザワつかせました(笑)。
ところが、
彼はすすきのに
四店舗も飲食店を展開する
敏腕経営者な訳ですよ。
店の料理の味も
バツグンに美味しい。
まあ、彼自身はあまり味が
わかりませんから(笑)、
調理に関しては
信頼するスタッフに
任せているようですがね。
一番印象に残っているのは
店の料理について聞かれた際、
「みんなが美味しいって
言ってるんだから、
美味しいんじゃない?」
と発言していたこと。
この視点が
素晴らしいなぁと。
元々、料理人だった人が
飲食店を開いた場合、
どうしても
「コレを食べて欲しい」
「この味が一番美味しい」
というこだわりがあるんですよ。
ですが、お金を払って
店を選ぶのは
お客さんですから、
店側が
「何を食べさせたいか」よりも
お客さんが
「何を食べたいか」の方が
遥かに重要なんですよね。
料理人の視点では、
と思っていたとしても、
天つゆをジャブジャブつけて
食べる方が好きな人も
多い訳じゃないですか(笑)。
もちろん、
何か一つのことに
徹底的にこだわり抜いて
ファンを掴む方法もありますが、
基本は
顧客目線で考えなきゃ
ならないんですよ。
前述の彼は
料理にはあまり
興味が無くても、
「お客さんが何を求めているのか?」
という部分は
徹底的に考え抜いて、
それを提供するための
空間をどう作るかに関しては
強いこだわりを持っています。
食べ物はあくまでも
飲食店を構成する要素の
一つでしかないように、
他の業種でも
枝葉の部分だけにとらわれず、
木や森を広い視野で見ることが
経営者には求められている
ということです。
経営者は会社の誰よりも
専門分野の知識や技術を
持っていることが多いですが、
それが足かせにならないよう
注意してくださいね。
こだわりが「毒」に
なることもありますよ!
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
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