
昨日は不動産会社の
管理職の方へのコンサル。
とのお悩みを抱えていたので、
各自の仕事を視覚化することで
ミスを無くすための
取り組みをスタートしています。
その第一歩として、
仕事を振られたらすぐに
ホワイトボードに書くことを
徹底することにしましたが、
なかなか
コレが浸透しない。
なぜ書かないのかを
スタッフさんに問い詰めると、
「目の前の仕事が忙しくて
それどころじゃない…」
「書こうとは思ってますが、
緊急対応が必要な
電話がかかってきまして…」
といった回答が
返ってきたとのこと。
当然ながら、
決してサボっている
訳ではないんですよね。
では、何が
問題なのかと言うと、
『優先順位の設定基準』を
明確にしていないこと。
スタッフさんからすると、
「将来的にプラスになる動き」
よりも、
「お客様から
急かされている
目の前にある仕事」
を優先するのが当たり前です。
例えば、
既にクレームになっている
Aグループの案件と、
クレームに育つ予備軍である
Bグループの案件と、
全く問題の無い
Cグループの案件があった時に
どれを優先すべきなのか?
スタッフさんに
これを任せてしまうと
間違いなく、
Aグループを
最優先にするんですよ。
で、Aグループの
対応をしているうちに、
Bグループのお客さんが
徐々にAグループに上がってくる。
Cグループのお客さんは
Bグループに上がってくる。
ということで、ずっと
クレームのループが続きます。
ですが、見方を変えれば、
Aグループは既に
クレームになっていますから
今以上には事態は
悪化しないとも言えます。
となると、
CグループがBグループに
上がらないように
先手を打って
対応することの方が、
優先順位が高いという
見方もできるんですね。
こういった考え方を
きちんと共有していかないと、
経営者がやって欲しいことを
スタッフさんは
後回しにしてしまいます。
「優先順位をどう設定するか?」
まずは、ココを
明確にしてくださいね。
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
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