だいぶ昔の話になりますが、
僕は中学生くらいまで
「数学」が一番得意でした。
中学時代だと
定期テストが期ごとにあって、
通っていた塾でも
実力テストがありましたが、
ほぼ満点しか
取ったことがないと思います。
得意すぎて
数学に関してはテスト勉強すら
あまりやったことがないんですが、
それでも何か知らんけど
点数はカンタンに取れるという状態。
急に過去の
自慢話を始めて
どうしたと思った方、
もうちょっと我慢してください(笑)。
ということで
高校からはおそらく
理系の道に進むんだろうなと
思っていたんですが、
進学校に入ったところから
状況が激変。
数学の授業で
先生が何を言ってるのか
よくわからないという、
人生初の事態を迎えます。
初回のテストが
30点くらいだった時に
(もちろん100点満点)
絶望したことを
今でも何となく覚えてるな・・・
ということで、
さすがに高校レベルになると
他の教科と同じように
勉強しなきゃならないんだなと
心を改めたんですが、
ここで次の問題が発生。
「数学の勉強って
どうやってやるん・・・?」
今までは
何か知らんけど
できている状態だったため、
勉強の仕方が
わからないんですよ。
他の教科なら
今までの経験や教訓から
効率の良い勉強方法を
自分なりに見つけてますが、
こと一番得意だった数学に関しては
その積み重ねが全くない。
そうこうしているうちに
頭の中は部活一色になっていき、
さらっと
数学は諦めて
文系の道に進むことに(笑)。
今度は現代国語が
勉強しなくても何とかなる
得意科目になってくれたので、
どうにかこうにか
大学受験まで凌ぐことに成功。
その後、僕は大学に入って
塾講師のアルバイトを始めるんですが、
担当する科目として
数学は選びませんでした。
言語化できないことは教えられない
理由はカンタンで、
「何をどう勉強したらいいか
言語化できていない」から。
逆に暗記するだけで
あまり好きでなかった社会は、
自分なりに効率的に学ぶ方法を
確率していたので、
コレだったら子どもに
伝えられると踏んだ訳です。
スポーツの世界でも
名選手と名コーチは
イコールではないと言われますが、
自分ができるかどうかと
やり方を伝えられるかどうかは
全く別の問題なんですよね。
野球を例にすると、
日本の場合は
選手として実績のある人が
コーチになるケースが多いですが、
メジャーリーグでは
専門的なトレーニングを受けた
選手としては実績のない人が
コーチになるケースが多い。
仕事に置き換えると、
営業成績の良い人が
営業指導に向いているとは
限らないということですね。
「何か知らんけど
普通にやってたら
契約取れるじゃん」
という感覚の人が
上司になると部下は地獄(笑)。
人に教える時は
うまくいかない時の対処法や、
成果が出るまでの道筋を
豊富に持っておく必要があり、
なおかつ
それを相手が理解できるよう
言語化できていなければならない。
「できる」人を「教える」側に
まわしてしまうことが
日本社会では多いように感じますが、
教える時に必要な能力は
全く別のものですので、
配置を決める際には
注意が必要です!
教える際の言語化については
こちらの動画で詳しく話しております!
◆Youtubeチャンネル
『イチダイジ on Youtube』 6/1更新!◆
【ボールをよく見ろ!は無意味】
「意識」で改善できることと、
「技術」が必要なことは全くの別物。
人に教えると時に注意したいこと。
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
(放置できない重大な出来事)」のエッセンスを
見つけ出し、日々お届けしております。
お気軽にお読みくださいませ!
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