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「年商〇億」なんて、何の価値もない。
テレビ番組を見ていると、
どこぞの会社の
社長さんを紹介する時って、
「年商〇億円の~」
という
表現を使うことが
多いですよね。
確かに僕も昔は
億単位の年商があるって
凄いと思っていたんですが、
今は全く
価値を感じません(笑)。
クライアントに
年商数億規模の会社が
増えてきたことで、
実態が見えてきたから
でしょうね。
業種にもよりますが、
数億規模の年商って
実はすごく
中途半端なんですよね。
大手でも無いし、
小回りのきく
小規模でもない。
例えば、年商2億の
会社があったとして、
スタッフが
30名いたとしたら、
平均年収を300万円とすると
1億円近い人件費がかかります。
さらに、
その人数を収容できる
事務所の家賃を払い、
水道光熱費を払い、
融資を返済し・・・
と、年間の必要経費が
全部で1.8億円
かかかるとしましょう。
「2,000万円も
利益が出てるなら
いいじゃん!」
と思うかもしれませんが、
裏を返せば
1.8億円以上の
売上を作らないと
即赤字になるということ。
つまり、
最低でも
月間で1,500万円以上の
売上を作れる市場で
勝負をしなきゃなりません。
ですが、そういった
ボリュームのある市場は、
大企業も参入してきます。
商売って
全く同じことをやるなら、
スケールメリットのある
大企業には勝てない仕組みに
なっているので、
正面から戦うってのは
愚策中の愚策。
そこで、
一般的な
小規模企業は
ターゲットを絞って、
「特定の市場では
どこにも負けないぞ…」
という一点突破を
計る訳ですが、
ターゲットを絞ると
市場が小さくなるので
高い売上をあげるのが
難しくなります。
結果、大企業と
同じ土俵で勝負せざるを
得なくなる。
しかし、認知度や信頼度で
大手に勝つのはムリ。
そこで
どうするかと言うと、
「安売り」をするんですよ。
しかし
適正価格よりも
安く売ると、
当然ながら
利益は残りません。
しかし、売上の数字だけは
高くなってしまうので、
消費税の金額は
とんでもないことになる。
こうしてパッと見は
「年商〇億」という華やかな
数字をあげていても、
全く儲かっておらず
業態転換もできないという
地獄に足を踏み入れた会社って
たくさんあるんです。
小規模企業であれば、
現在の業態が
難しいと感じたら
すぐに転換ができますし、
狭い市場で
少数の熱狂的なファンを
獲得できれば、
余裕を持った
商売が可能です。
経営を安定させたいなら
目指すべきは『減収増益』。
もしくは、
走り切って
大手を肩を並べるという
方法もあるでしょうが・・・
言うまでもなく、
難易度は
格段に跳ね上がります。
年商を追いかけるのは
やめにしませんか?
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日報コンサルタント
名前 |
千田 涼介 |
職業 |
日報で売上を倍増させる 日報コンサルタント |
住まい |
北海道 |
誕生日 |
1984年1月13日 |
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