先日、何が
きっかけだったか
忘れてしまいましたが、
「カンニング」の
話になりました。
で、塾講師時代に
「どうすれば
カンニングをしてはダメと
生徒に伝わるか?」
という
議論が起こったことを
ふと思い出したんですよね。
意見の大半は
「カンニングをして
良い点数を取ったしても
それは実力ではない」
「カンニングに頼ろうとする
弱い心がある時点で
勉強が身につかなくなる」
というベタな感じで(笑)、
「こんなことを言っても
子ども達の心には
全く刺さらないだろうなー」
と思って見てました。
なんで、カンニングしちゃダメなん?
僕は生徒には
「受験の本番で
カンニングしてもいいよ」
と普通に
言ってたんですよね。
すると、マジメな子は
「はぁ?」という顔をして、
アホの子は
「やったー」と
なぜか喜び始める(笑)。
で、当然ながら、
「どうしてカンニングを
してもいいんですか?」
という質問が出るので、
「逆になんでダメなの?」
と、投げかけていくんですよ。
子ども達からすると
「カンニングはダメなこと」
と当たり前のように
教わっているので、
ダメな理由なんて
考えたこともない訳です。
そこで、
「受験は点数の
良い子が受かるんだから
結果が全てでしょ?」
「じゃあ、どんな手段でも
点数が取れれば
それでいいじゃん」
と言うと、
どんどん困惑の色が
深まっていくんですよ。
およそ先生のする
発言ではないですしね(笑)。
で、色々考えさせるうちに
「バレたらアウトじゃん」
という話に
必ずなってきます。
僕はそれに対しても
「バレなきゃいいんでしょ?」
と続ける。
気が付くと、
「カンニングをしたい生徒」と
「カンニングを止めたい先生」という
通常の構図が
逆転してるんですよ(笑)。
生徒の方が頑張って
カンニングをしない理由を
探し始める。
この議論が進んでいくと
「受験の本番で
カンニングするって
めっちゃ難しくない?」
と、みんな
気付き始めます。
どの教室の
どの席に座るのか
当日までわからない。
隣の席との
間隔がどのくらい
空くのかわからない。
試験監督が
一つの教室に
何人つくのかわからない。
持ち物などの
チェックがどこまで
厳しいのかわからない。
あらゆる
パターンを想定して、
どんな状況であれ
カンニングできるような
入念な準備が必要だと
気付き始めると、
普通に勉強をした方が
楽だとわかるんですね(笑)。
要は、カンニングを
『楽に点数を取れる裏技』
だと思っている子に対して、
「倫理的にダメ」
と言うから
響かないんですよ。
楽に結果が出た方が
良いに決まってますもん。
ですから、
禁じられた道を通るには
別の種類の
努力や経験が必要になると
理解させてあげれば
腑に落ちる。
ただルールを
押し付けるだけでは、
人はなかなか
思い通りに
動いてくれないんですね…。
これはビジネスにも
共通することだと思いますので、
人を動かす
一つの事例として
参考にして頂ければと!
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