だいぶ前に、
GW前後で
旅行でもしようかと
富良野の宿を
予約してたんですが、
コロナの影響で
休館が決まったらしく
宿から予約キャンセルの
電話を頂きました。
…まあ、そりゃそうですよね。
「富良野の空いている宿を
こちらで探して、
代わりにご予約しますか?」
とまで
言ってくれたんですが、
旅行自体を取りやめにしようと
お断りをしたのが先日の話。
予想を超えるお詫びが・・・
その後、すぐに宿から
小包が送られてきまして、
そこには
「手書きの謝罪の手紙」と
「ワイン二本(赤と白)」
が入っていました。
「予約した宿を
キャンセルしただけなのに、
ここまでしてくれるのか…」
と、感動したのも束の間、
僕の頭では
これによってかかる
コストの計算が
自動で始まりました。
(職業病です 笑)
ワインは一本当たり
1,500円くらいで
販売されているもの。
これに送料と
手紙を書く手間と
梱包のコストと……
と、考えていった時に、
この宿が
僕の顧問先だったら
このお詫びの仕方を
推奨するかなぁと。
「気持ち」だけでもダメ。
おそらく
今はスタッフさんの仕事が
全然無い状態だと思うんですよ。
となると、
手間はかかってもいいから
今回キャンセルになった人に
休館が終了した後に
また来て欲しい。
ここにつながる
仕込みとなる行動が
この「お詫び」のはず。
(実際、僕はまた
予約しようと思いました)
ただ、この仕込みによって
どれくらいの売上が見込めて、
どれくらいの
コストがかかるか
計算されているんだろうか…?
仮にそこで
採算が合わなくても、
こういったお詫びをもらって
良い印象を持って宿に来た人は、
クチコミなどにも
良い評価をする可能性が高いです。
それが長い目で見ると
利益につながる可能性も
十分にありますが、
果たして
そういった部分まで考えて
今回の行動を選んだのかが
気になるんですよね。
もちろん、
「ご迷惑をかけてしまった…」
という気持ちだけで
動いたんだとしても、
それはそれで
顧客に対する姿勢としては
素晴らしいと思います。
ただ、やはり
利益をあげてこそ
企業に価値が生まれるので、
気持ちだけで
動かないような意識も
持たなきゃならんよなと。
いやー、悩ましいところ。
この素晴らしい
お詫び対応はどのように
数字に跳ね返ってくるのか、
すごく気になるので
コロナがおさまったら
泊まりに行って
聞いてみようと思います(笑)。
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