昨日は顧問先の
経営者様と個別面談。
非常に人気のある
スイーツの販売店で、
一般的に見ると
とても経営は順調です。
ただ、コンサルタントの
目から見ると、
「飲食業」って
基本的にはリスキーなんですよ。
立地の良い場所が必要なので
家賃が高くなりますし、
人件費がかかりますし、
食材の仕入れもありますし、
調理器具や冷蔵庫なども
定期的な買い替えが要りますし、
とにかく
かかるコストが多い。
しかも、それらのコストは
お店が繁盛してもしなくても
発生するものがほとんどですので、
売上が良ければ
利益が残りますが、
閑散期に入ると
それが一気に吹っ飛んでいく。
こういった性質があります。
とは言え、
その利益を出すのが
難しいビジネスで
しっかり儲けている方なので、
「こんなこと言ってもどうかな…」
とも一瞬思ったんですが、
うまくいっている方の
思考回路はさすが。
上記の話をすると、
「ずっと危機感があります…」
との回答だったんですよ。
やはり、多くの人って
一回痛い目に遭ってみないと
わからないと言いますか、
(僕を含めてですが 笑)
うまくいっている時に
リスクについて伝えても
なかなかピンと来ないんです。
ですから、
ピンチを迎えてから
必死になって対応を考えますが、
言うまでもなく
それでは遅い訳ですよ。
うまくいっている
資金面でも気持ちの面でも
余裕がある時に、
売上が下がった場合の
対策を張り巡らせておく。
コレをやっておかないと
お客さんが集まれば儲かって
集まらないと死んでいくという(笑)
運任せな経営に
なってしまうんですね。
なんて口で
言うのはカンタンですが、
うまくいっている時に
失敗した時の準備をしておくって
普通はできません。
「マイナスを防ぐ」より
「プラスを拡大する」方に
意識って向きますからね。
そこで、
「コンサルタント」
という強制力を
一つ働かせておく。
大事だとわかっていながら、
気分が乗らないことも
外部の人間を入れることで
きちんと形にしていく訳です。
今回の例ですと、
店舗での売上は
天候や季節や流行などの
影響を大きく受ける水物だと
僕は考えているので、
「お客さんが
お店に来なくても
売上が発生するシステム」
コレを組み込むことで
安定化を狙っていくことをご提案。
早速、具体的な方法を
考えて頂くことになりました。
「成功している時にこそ
失敗への対策を考えておく」
という実行に移すのが
非常に難しいことを
やり遂げようと思ったら、
自分の力だけで
やろうとしない方が賢明。
ニガテ分野は、
第三者と二人三脚で
やっていきましょう!
日報ステーション札幌代表の千田が、
日常の出来事から「ビジネスに関する『イチダイジ』
(放置できない重大な出来事)」のエッセンスを
見つけ出し、日々お届けしております。
お気軽にお読みくださいませ!
会社名 | 株式会社F.A.O (日報ステーション札幌) |
---|---|
住所 | 〒001-0035 札幌市北区北35条西3丁目3−23 日宝ノール北35条105 |
TEL | 011-214-0677 |
info@nippo-sapporo.com |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 10月 | ||||||
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |