
以前に
コンサルティングをしていた
お客様から相談を頂きました。
内容は
「スタッフさんの解雇」について。
休業させて
雇用調整の助成金を
使うですとか、
パートに変えて
出勤日数を減らすですとか、
選択肢は
たくさんあるので
迷っていらした様子。
…わかりますよ。
スタッフさんの生活を
守ってあげたい気持ちも、
会社を守らなきゃならん
という気持ちも
どちらも本音ですよね。
経営者の負担は大きい…
雇用調整の
助成金を使えば、
8~9割くらいは
払った賃金が返ってくるので、
スタッフを辞めさせなくても
それを使えばいいだろうと
言う人も多いですが、
そんな
カンタンな話じゃありません。
まず、休業時に払う手当は
平均賃金の60%以上なら
OKとされていますが、
元々、給料の低い人は
6割にカットされると
生活ができなくなります。
かと言って、
減額せずに
全額払ってあげた場合は、
助成金を使うとしても
支給されるのが
数か月後なので、
それまでは経営者が
負担をしなきゃなりません。
しかも、
これだけ全国的に
話題になっているのに
4/17の段階で
助成金の支給が決まったのは
わずか「60件」ですよ。
手続きが
簡略化されたとは言え
助成金申請の書類を
やったことのない方が
準備するのがいかに大変か、
役所のフォローが
いかに不十分なのかが
よくわかります。
(しょうがないことですが)
で、結局、
自力でできない人は
社労士などに
依頼することになりますが、
そうすると当然
手数料が発生しますので
会社に入るお金は減ってしまう…。
今の支援の仕組みで
スタッフさんの雇用を
保証してあげるというのは、
非常に大変なんですよ。
(今、助成率がさらに
上がったとの報道を見ました、
これだけコロコロ変わると
申請のタイミングも難しい…)
ですから、
本当にしんどい時は
経営者が全てを背負う
必要は無いと思います。
身銭を切って
血だらけになってでも
全てのスタッフを守る…
ってのは
カッコいいですが、
まずは会社を守りましょ。
会社自体が
潰れてしまうのが、
取引先を含め
最も多くの人に
迷惑をかけることになります。
事業を拡大するとか
プラスの決断をできる人は
割合として多いですが、
事業から撤退するとか
人を辞めさせるとか
マイナスの決断は遅れがち。
あまり自分を責めず、
まずは自分自身が
生き残ることを
優先してくださいね。
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